本を読むとすぐに感化される人の読書記録

読んだ本の記録がなんとなく誰かの目に触れてほしい気がする。

砂漠

こんばんは〜!6月も張り切っていきましょう〜!今月の私の目標はビジネス書にも手を出すことです。意識高い系のYouTuberの動画を見てたらなんとなく。。。影響されやすいですね。

 

YouTubeといえば、もう一つ、最近気に入ってるのが芸人の「四千頭身」さんの動画です。3人でやってるグループなんですが、きちんと放送作家さんが何人かついてYouTubeで動画を出してるんです。

3人とも20代前半の男子学生みたいな感じで、漫才も自然体で、YouTubeの動画もわちゃわちゃ楽しそうなんですよね。

高校の昼休みって感じがして、ふふっとなります。年齢は大学生なんですけどね。

 

と、いうことで今回読んだのは伊坂幸太郎著、「砂漠」。

仲良し?大学生5人が大学生活を送るお話です。四千頭身にすっかり引っ張られて、今回は学生か〜♪みたいな軽い気持ちで読み始めました笑

 

あらすじです。

主人公の北村はこの春、仙台市の大学に進学した。何事にも少し冷めている彼は4人の友人を持つことになる。ヤマセミみたいな頭で、ぎゃはは、と笑う鳥井。超能力が使える女の子、南。クールビューティーな東堂。そして、熱苦しくまっすぐな男、西嶋。彼ら5人の大学生活は、基本的には集まって麻雀をするだけの平凡な日々を送ったり、事件にまきこまれたり、そして奇跡を起こしたりして、一瞬で過ぎ去っていく。。。。

 

という感じです。

個性あふれる、性別も性格もバラバラな登場人物達が麻雀をきっかけに集まるようになるため、麻雀が大きく関わるお話になっています。

私は麻雀のルールはよくわからないのですが、大学生って麻雀をよくやるんでしょうか?伊坂幸太郎も大学時代は麻雀をやっていたようですし、ずーっと前に読んだ海堂尊の本でも、医大生が麻雀をやっていました。

麻雀をよく知らなくても、十分に楽しめましたが、麻雀のルールがわかる人は私よりも楽しめるのかもしれません。

 

なにはともあれ、大学生のお話ですからね、ちょっと危ない目にあうかもしれないけど全体的に殺し屋シリーズよりは楽しい感じのお話。

 

と、高を括っていたんですが。

ち、ちがうのか。

伊坂幸太郎は、学生であっても、容赦なく残酷な現実をきちんと突きつけてくれるんだ。。。

ある意味、殺し屋シリーズで重要人物が死ぬより驚いたし、マジか。。。、いったん寝よ。。。ってなりました。

でも流石、伊坂幸太郎ですね、そこからさらに、希望が見出せるような展開にしてくれるんです。起こってしまった残酷な出来事は、取り消せないけど、そこから努力して、希望につなげる。確かに奇跡が起こることを願う場面で、奇跡が起こってくれることもあるけど、単なる神頼みではなくて、そこには誰かの努力だとか助けだとか、そういった誰かのなにかのおかげで、起こるべくして起こってくれた奇跡なんじゃないかなと思いました。

(ちょっとなに言ってるかわかんないかもしれないんですけど、ネタバレしたくなくて。。。!)

 

そういえば、私が読んだ「砂漠」は文庫版なんですが、この文庫版限定の伊坂幸太郎本人による書き下ろしのあとがきがのってるんですよ。

◯◯のこと、□□のこと、ってこのお話のテーマやポイントに焦点をあてて、自らネタバレしてくれるんです。これもまた面白いです。

ちなみに構成についても書いてくれてます。グラスホッパーの時も書きましたが、ちょいちょいと伏線をはり、見事に回収してくれてそうだったのかー!って思わされますが、構成についてもちょっとした仕掛けをしてくれていて、一番最後に種明かしされるので茫然としました。よく考えると、ほかの作品でも構成に仕掛けをしていて、騙された記憶があるのに、またしてやられました。ご本人も、この構成の仕掛けに自信があったようです。

きっと素直に騙される方が、伊坂幸太郎の作品を楽しめるんだ!と信じつつ、今後は見破ってやる。。。という気持ちもあります。

 

 

伊坂幸太郎の作品はネタバレしないで読んでほしい〜!と思ってしまうので、いつもブログ記事が似てしまうような気がする。

(だから伊坂幸太郎をすすめてくれたフォロワーさんはタイトルだけ教えてくれたのかな??ありがとうございます☺️)

ということで、この作品についての記事もコレで終わりです。

 

最後になりましたが、この本、というか伊坂幸太郎さんに影響されて、昨日ふと思い浮かんだので自作の小説もアップしてみました。

昨日アップした「占いフィードバック」という記事ですので、ここまで読んだくださったついでに読んでいただけると嬉しいです♡

思いつきだからアラは多いと思います。もし矛盾点などお気づきでしたら教えてください。。。

 

それでは!