本を読むとすぐに感化される人の読書記録

読んだ本の記録がなんとなく誰かの目に触れてほしい気がする。

medium

こんばんは〜!だいぶ久々の更新となりました💦

記事を書くより次の本を読みたくなってしまい、書かないでいる本も増えてきてしまっています。

困りました。

 

さて、今回は「medium 霊媒探偵定塚翡翠」 

相沢沙呼 著、です。

 

本屋大賞にノミネートされていたり、「全てが伏線」などというキャッチコピーがついたりと沢山の人が大絶賛しているこの本。

本屋さんで見かけては気になっていましたが、ついに読んでしまいました。

 

それでは本の内容をサラリと。

語り手は、香月史郎という名のミステリ作家。彼の後輩が奇妙な夢を見るとのことで、

霊媒師に一緒に相談に行くことに。その霊媒師というのが定塚翡翠、翠色の瞳を持つ美少女である。

香月と翡翠はこの出会いをキッカケに力を合わせてさまざまな殺人事件を解決していくこととなる。

 

 

こんな感じ。

書影の赤い布を手に持った女性が翡翠、というわけです。

第一印象としては、ミステリアスながらも、どちらかというと勝気な目線。

これは霊媒師としてのチート能力で、瞬時に解決しちゃうお話か???

と思っていたのですが、おや?そうでもない。

どちらかと言うと、霊媒師の力で何でもかんでもわかるわけではないし、

わかったとしてもインチキ扱いされてなかなか信じてもらえず、

翡翠の力だけでは警察を納得させることができずに事件は解決しないので、

翡翠の自己評価は低く、少し頼りない様子もみられます。

そうなると書影の女性の表情はちょっと暗く憂含んでいるようにもみえる、、、?

そこで助けとなるのが香月という作家。

翡翠が能力で知り得た情報を元に、世間が、警察が納得するような筋書きを描くのだ。

 

第1話では初対面だった2人は次第に信頼関係を気づき、惹かれ合う。

読者としても、そんな2人の関係を見守りながら最終章の事件も解決してくれるだろう、と

ばっちり信頼しきって読むわけですね。

 

 

ところがどっこい!最終章では裏切られました。

正直、読んでいた印象としては、そんなに絶賛されるほどか??と思っていました。

もしかしたらせっかちな人は怒って読むのをやめちゃうかも!?

 

最終章の犯人も、だいたい想像がついていました。

ハードル上がりまくってるから、まぁ〜そうだろうなという感じ。

しかし、300ページくらい読んだあたりからは急展開。まじで!!?

 

ハードル上がりまくってても、ちゃんと絶賛される理由がわかりました。

これは本当に最後まで読むべき。最後の真相が明かされるところは裏切られた!

って思うし、をさらに事件解決後の翡翠の様子はかなりアレです、なんて言うのかな

エモい????ですね。

 

いやぁ〜シリーズとして続いて欲しいような、これで翡翠のお話は終わって欲しいような。。。

今作を上回るような翡翠のお話かけたらそれこそ本当にすごいと思う。

 

あと、最後にまた書影に戻りますけど、これもまた読んだ後に見ると印象がちがってきますね、最後まで読んでこそ言える!!翡翠ちゃん、まじ可愛い。

ていうかその布!それもちゃんとお話に関係あったのね!!

 

 

読んだ後にじっくり見直して気づきのある小説って好きなんですよね、

ただ私の読む前の観察力が足りないだけのときもあるけど。。。

アリス殺し、の記事でも書いた気がするけど、

ポケットの膨らみとかは読む前は全然見えてなかったですからね。

 

そうそう、この本の結末の急展開な感じはYoutuberのベルさんもおっしゃっていたように

アリス殺しに似た部分がありますね!こういう急展開のお話、ほかにないかなぁ〜。

あとは、最初から最後までジェットコースターみたなお話があったら読んでみたい!!!

流石にミステリーじゃ無理か、、、、?

 

 

さて!ネタバレ怖くてなんも書けない気がする、、、とおもっていた割に

いっぱい書けた気がします。ネタバレ、してないよね!!!??

 

ではこんなところで!

おやすみなさい〜