本を読むとすぐに感化される人の読書記録

読んだ本の記録がなんとなく誰かの目に触れてほしい気がする。

マリーアントワネットの日記Ⅱ

ぼんじゅー!まりあだょ☆

今日は読書の日なんだって〜!

え?テンションが高くてうざい??

これはね、今日のこの記事の本の文体?口調?そのものを真似てんの。なにを隠そう、この前ちょっと文体が気持ち悪い!って書いた「マリーアントワネットの日記」吉川トリコ著の2冊目を読んだんだよね。

気持ち悪いって言うなら読まなきゃいいのにって思うじゃん??まぁ今回も多少気持ち悪いっておもったけど!

ゆーてめっちゃ面白かったんだもん!

ストーリー自体はめっちゃエモくて、最後はマジ感動🥺

今までワガママ娘の象徴とか思っててマジごめぇんって感じだったんだから!!

 

 

 

えーっと。結構疲れました。

このまま描き続けようと思ったんだけどテンションやばいな。作者さん15歳も年上なのに。。。2冊書くの、大変だったんじゃないかな。(冷静)

ここからは普通、というか私のテンションで書いていきますね。

 

今回は、1冊目の続き、フランス王妃になってから、最後はフランス革命の末、処刑されるまでのお話です。

最後に主人公が処刑されるのがわかっているのに読み進めるのってなんだか気が重いと思うのですが、あいも変わらずトワネットちゃん、若干落ち着きを見せつつも最後までこのテンション、この口調で日記をかき続けようとしてくれるのでこちらも暗〜くなりすぎずに読めました。

注釈が相変わらず気持ち悪いけど、テンションの高さにはだいぶ救われました。

 

 

さて、内容についての感想①!

「マリーアントワネットへの誤解が解けました!」

どういうことかと言いますと、

冒頭でもちらっと書いた通り、マリーアントワネットといえば、「ワガママと贅沢の限りをつくしてたくさんの人を困らせる女」だと思ってたのです。

食材の確保が難しく小麦が足りない!のに「パンがないならお菓子を食べればいいじゃない」と言い放った、というエピソードも信じてたのですが。

 

彼女曰く、そんなこと言ってないんだけどー!?とのこと。

なんならこの時代、髪粉というその名の通り小麦粉でできた粉を貴族が髪につけるのがおしゃれ?だったところ

小麦不足がエグいことを知った彼女は「髪粉たっぷりはいけてない。薄ら色づく程度が最先端」と働きかけも行ったとのこと。

そうだったの?平民の生活なんて知らん、みたいな女じゃなかったの?とビックリしました。ネットでもちょっと調べただけで、同様のエピソードが出てきました。

ありゃー!恥ずかしいですね、どうしてこんな勘違いを。。、?ベルサイユのばら、のせいかなぁ?

とりあえず、今回彼女への誤解を解けてよかったなぁと思います!

 

 

続いて感想②「ファッションが魅力的!」

ファッションリーダーであった彼女。

ベルタン嬢というファッションデザイナーとともにこの時代のファッションの流行を作っていた様子が描かれています。

若干服にお金をかけすぎかなって思う一面もありましたが。

私としては自分の国の王妃には憧れの存在であって欲しいと思うのでアリですね。ましてや若い女性ですよ、若いうちにしかできない格好もありますから。 

我が国の佳子様も、ぜひ若いうち、皇室にいらっしゃるうちに私の納めた税金でおしゃれをたのしんで欲しいです!(?)

 

 

話題がずれましたが、マリー×ベルタンの最強タッグで考えた当時のファッションをもっと知りたいなぁとおもいました。昨日ジュンク堂に行ったらマリーアントワネットの衣装に関する本があったので、いずれ購入を検討したいですな。

 

感想③「セクハラ?モラハラ?がやばい」

14歳で結婚、7年経ってもルイ16世と彼女の間には子供が出来ず、そのことについてフランス人から陰口を言われていた彼女。

弟夫婦に先越されて母からの手紙でも催促される。彼女の場合、王太子をうまないといけないから、急かす人達の気持ちがわからないでもないんですが。

そういえば日本にも、「女性は産む機械」みたいな頭のおかしなことを言った人もいましたっけ。

名前は忘れられても、言霊は消えず、こうやって何度も何度も思い出されて語り継がれるんでしょうね。

身から出たサビ、口は災いの元、みんなも気をつけようねぇ。

いけない、脱線しました。

 

アンマリ子どもができないもんだから、アントワネットの兄がはるばるフランスまでやってきてルイ16世と面談までする始末。

しかし、この面談のおかげで「入れているだけじゃなくて、入れたり出したりして、発射しないといけなかったんです!」って、そもそも性行為が最後までできてなかったんかーい!ということが判明。

たしかに今はネットでもなんでもあるから、誰かに教わらなくてもなんとなくわかるけど。当時のフランスでの英才教育はその点手薄だったのかな。。。、?

まだ14歳の初潮迎えたばかりの娘に、母親が教えて嫁がせるのもなんか嫌だしね。。。

こういうことの教育って難しいですね。

 

ということで、「最後までやればできる」の通り4人の子どもを授かったマリーアントワネット。

こんなに頑張って産んだのに2人は若くしてなくなってしまうし、フランス革命で結局王太子は王にはなれずに王政は終わってしまったし、最後は家族離れ離れになって処刑されてしまうし。。。

マリーアントワネット、悲劇のヒロインすぎでは?🥺

 

感想④「ルイ16世との関係がエモい!」

1冊目、オーストリアからフランスに来たばかりの頃は夫との関係を縮めようと奮闘するも虚しく、なんだか避けられていたマリーアントワネット。

政略結婚である二人の間には恋愛感情はなく、それでも夫なんだし、愛されたい、少なくとも嫌われたくない、と頑張るうちに、というか時間の問題だったのか、少しずつ打ち解けてくれるようになったルイ16世

最後に向かうに連れて、次第に心を通わせて、お互いに心情を吐露して支え合う2人の様子は、恋人でもない、夫婦でもない、なんだこの関係は???

普通の恋愛小説では味わうことのできないエモさがあります。なんか尊い🙏

というか恋愛感情のない相手との間に4人の子どもを授かって愛してくれているかわからなかった相手と20年も一緒にいられる精神すごくない?このエモい関係にたどり着けるところまできた時点で彼女の精神がすごい。最強ヒロインでは????

 

ということで、①〜④でわかっちゃったとおもいますがすっかりマリーアントワネットのファンになってしまいました。

2冊目まで読んでよかった〜!

なんと、この著者、「ベルサイユのゆり」という作品も出しているようで。マリーアントワネットの女官長であり、マリーアントワネットに強い想いをよせ、最後までフランスに残って虐殺された「ランバル公妃」が語り手の作品だそうです。これも気になりますなぁ。。。

 

とゆわけで、このへんで⭐️

次はなにを読もうかな〜