本を読むとすぐに感化される人の読書記録

読んだ本の記録がなんとなく誰かの目に触れてほしい気がする。

不思議の国のアリス

おはようございます〜!

11月ですね!もう令和元年も2ヶ月となりました。だから何ってわけじゃないんですけど。早いですね!

 

このブログもなんと始めてから半年経ったようです。これからも続けていきたいですねぇ。

 

さて、今回は「不思議の国のアリス

ルイス・キャロル著 矢川澄子 訳

です。

この間「アリス殺し」を読んだ時に、こんな動物でてきたっけ?そもそもどういう話の流れだったっけ?と思い読んでみました。

というか、もしかして原作は読んだことがなかったかもしれません。ディズニーのアニメの記憶しかありません。

 

お話の導入としては、小さな女の子、アリスがうとうとしていると、白いウサギが走ってきて、それを追いかけて穴から落ち、不思議な世界に誘われるという

お話です。そして結末を言ってしまえばいわゆる夢落ち。

 

感想としては、

①アリスの性格が意外とむかつく

②大人になってから読めばわかるかと思いきや、なるほどわからん

の2つですかね笑

 

①について。

アリスって可愛くて心優しいあどけない女の子のイメージだったのですが、ちょっとちがいました笑

なんというか、おそらくリアルな子どもなんでしょうね。

小さなドアをあけるための鍵をテーブルの上に見つけたあと、あまりよく考えず「ワタシヲオノミ」と書かれたビンを飲んで小さくなり、テーブルに手が届かず鍵がとれず困ったところで「ワタシヲオタベ」で大きくなり、これじゃ小さなドアをくぐれないと泣き出す。

または、ネズミに向かって「うちの猫はネズミ取りが得意」.鳥に向かって「うちの猫は鳥をとって食べるのが得意」と言っては怒らせたり怯えさせたりする。

子どもの突拍子のない感情の起伏や考え無しの残酷さ、言っていいことと悪いことの分別のつかなさがにじみでています。

そこで私はちょっとイラッとしました。アリスは子どもなんだから仕方ないと思いつつも、イラッとしました。

私は将来子供ができたらイラっとしてしまうのでしょうか。。。と心配になりました。

でも大人でもこういうイラッとする人いますよね。え?その人の前でその話わざわざする??みたいな人。

自分が優位な立場にいる時だけ大きな口を叩く人。

考えなしに動く人。

むしろアリスのような少女だから大抵の読者は許すだろうけど、これが大人だったらみんなイライラするはず。と思いました。

うん?なんだかひたすらに主人公の悪口を言ってしまいましたね。

私の性格の悪さがバレバレのブログです笑

 

②について。

大人になってからこのお話を読んだらどんなふうに感じるのだろうか?なにか得られるものはあるだろうか?と読んでみたわけですが。。。。

やっぱりわかりませんでした。

次々と突拍子もなく出てくるキャラクター達と繰り広げられる堂々巡りの意味のない会話。そしていつのまにか場面が変わっていて、また新しくキャラクターが出てきてはおかしな会話が始まる。

 

でも、これもリアルに誰かの夢を物語として書き出すと、こうなってしまうのではないか?と思いました。

夢の内容ってしっかりは覚えていないけど、あれ?いつのまにかこの人がそばにいる。この人とへんな会話してる?と思いきや、ここどこだ!あれ?

みたいな展開ですよね。

よく、夢の中の世界と似ている。

うーん、夢ならしかたないか。

 

そもそもこのお話、アリス、という実在の女の子を喜ばせるために即興で著者が語った物語らしいのです。。

突拍子もないのは、即興だからなのかな??それとも、幼い少女の発想というのに合わせよう、と思うとこのような展開になるのでしょうか?

この即興のお話のどこにベストセラーになる要素があったのか??

大人になってしまったからなのか、はたまた逆にまだまだ未熟ということなのか、恥ずかしながらこの物語の魅力が分からず、現在少しだけブルーな気持ちです。

文学は奥が深いということなのでしょうか。

 

 

さて、よくわからんという結論にいたったわけですが、「アリス殺し」と関連付けて言えば、読んで良かったと思います。アリス殺しのあの設定も、原作から来ていたのか、とか、このキャラはこの場面で出てきていたのか、とか。

そういう発見は面白かったなぁと思います。

 

はい、今回はこんな感じで。。。

実は手元に続編の「鏡の国のアリス」もあるのですが、読むかどうか迷います。

だってこっちも絶対同じような感じですよね。。。絶対わかんないですよね、

読んだ方がいいのかなぁ。。。時間をあけたら読めるかなぁ。。。

むむむむ。。。。