羊と鋼の森
こんばんは〜!まりあです。
最近平日は仕事でへとへと、月一の土日外勤でやっと読書ができる状態です。。。もっと本を読みたい。。。
さて、4冊目は宮下奈都 著「羊と鋼の森」です。
タイトル名と表紙を見て、なんとなくメルヘンチックでぽやぽや〜とした雰囲気の小説かと思いましたが、読み終わってみたら全然違いました。
ざっくり紹介すると、
ある人との出会いをきっかけに、調律師になった主人公が、調律師の先輩やお客さんであるピアノを弾く人たちと関わりながら成長していく、お仕事小説。
読んでいる間の私の気持ちとしては「懐かしい」と「羨ましい」の連続でした。
まずは、「懐かしい」と思った理由。小学生の頃、ピアノを習ってた時のことを思い出した、それだけのことなのですが。
祖母と妹と3人でピアノの先生のおうちに行ったなぁとか、そのうち私も妹も大きくなって2人だけで歩いて行ったなぁとか、習い事としてピアノをやらせてもらってたのに、あんまり熱心ではなかったなぁとか。
本当に好きじゃなかったから、週に一回しか練習しなくてなかなかクリアできない曲もあったなぁ。勉強が忙しい、毎日ピアノなんかひいてられないとかなんとか理由をつけてやめてしまったし。
でも、この小説を読んで、またちょっと弾きたくなりました。調律師側の視点で描かれた物語ですが、主人公を始め登場する調律師1人ひとりの信念、ピアノへの愛が深く深く伝わってきて、ピアノっていいなと思わされました。本当に感化されやすいです。
続いて「羨ましい」と思った理由。
なにからなにまで羨ましいです!
ある調律師との出会いで調律師を目指し、調律師として働き始めて、悩んだり凹んだりしながら成長するお仕事小説。
まず将来の職業を決めるにあたってコレ!という出来事があるのって羨ましくないですか??私は羨ましいです。
私は社会人3年目ですが、高校生の頃から今に至るまで自分の職業に疑問を持ちっぱなしです。なんでだろ、もっと他の職業がよかったんじゃないかな?私この仕事向いてないよな、と思います。勉強頑張って大学に入って、進級のために勉強頑張って、卒業や免許取得だってギリギリでやってきたつもりだけど。なんとなく、将来なにになりたいか考えるのが面倒くさくて、あまり考えなくても勉強さえ人並みにやれば就職までトントンと進んでいける道を選んだから、やっぱり運命的な出会いで職業選んだ人のことが羨ましいです。
あとは、調律師として働き始めてからも、本当に仕事のことしか考えてなくて一生懸命な主人公が羨ましい。こういうお仕事小説の中には、ちょっと寄り道、みたいな雰囲気で恋愛エピソード混ぜてきたり、なんなら仕事も恋愛もうまくいかない時期があったけど頑張ってどちらも順調!いえーい、終わり、みたいな進研ゼミの漫画みたいな話もあるじゃないですか。この物語はそれがない。勤務時間はもちろん仕事して、仕事の後に勉強のためにお店のピアノを調律させてもらって、家に帰ったらピアノのCDきいて、本当にピアノのことしか関心なくて。それくらい一生懸命になれることってある???すごく羨ましい!!!
もちろん現実世界ではそうもいかず、いろいろ他に考えないといけないこともあるから仕方ないけど、もっと仕事に関して私も一生懸命になりたい!と思いました。さっきはなんとなく選んだ職業だとは言ったけど、なったからにはプロになりたい。。!とかなんとか熱い気持ちになりました。
マジで影響されやすいので明日は仕事の本を読んで勉強しようと思います笑
さて、今回も読んでいただいてありがとうございました。
いつも読了してそのままの勢いで書くから深夜テンションで書いてますが今回はいつもより自分の話が多かったような気がします。あとで恥ずかしくなったら消そうかな。。、
それではまた。
次読む本は決まってないので明日考えよう〜おやすみなさい。