本を読むとすぐに感化される人の読書記録

読んだ本の記録がなんとなく誰かの目に触れてほしい気がする。

おカネの教室

こんばんは〜

発熱により2日ほどお休みし、無事復活を遂げました、まりあで〜す!

今日は 高井浩章 著 「おカネの教室」 

です。

男子中学生、木戸隼人は、クラブ活動にサッカークラブを選びたかった。。。 しかしひょんなことから「そろばんクラブ」に入れられてしまう。

そろばんを用意して臨んだそのクラブ、同級生は「福島乙女」というお金持ちの女の子1人だけ。

そしてクラブ活動の顧問は2mを超える大きな男の先生、江守先生。

江守先生は木戸のそろばんを見て、

そろばんは使わない、ここは

そろばん 勘定 クラブ、つまり

おカネについて学ぶクラブだという。

木戸にはサッチョウ、福島にはビャッコというあだ名をつけ自らをカイシュウ先生と呼ばせながら、お金と経済について学ぶ3人だけのクラブ活動が始まった!!

お金の勉強にまつわる課題を協力しながらクリアし、仲良くなっていく生徒2人。

それにしても、このクラブの、そしてカイシュウ先生の目的はいったいなんなのだろうか。。。?

 

というお話です!

経済記者さんが、自分の小学生の娘が経済とお金について学べるように家庭内で連載を始めた学べる青春小説!とのことで、

学びの点ではわかりやすいです。

私は読書として実用書、

知識として役立つ情報をインプットするための本を選ぶことはほとんどなかったので、手始めに小説としても楽しめる本作品を選んでみました。

率直な感想としては、実用書って、

読むタイミングが難しいな!ということです。

例えば、極端に言ってしまえば受験勉強のコツ!とかは受験勉強に関係ない年齢で読んでもへーそっか〜程度。

実際受験勉強に関係ある年齢で読むよりも「役立ち度」で言えば劣ってしまいますよね。

と、同時に内容の難易度もそれぞれ。

高校卒業して就職できればいい学生と、東大に行きたい学生が読むべき参考書が同じはずもなく。

つまり、実用書は「読むタイミング」があっているかどうかと、「自分の目指すレベル、または現在の身の丈にあっているか」の2点において本と読者でマッチしていないと本来のその本の魅力が半減してしまうのだ!という気づきがありました。

このおカネの教室、についていえば、

お父さんが小学生の娘さんのために書いた優しさつまった作品であるがゆえに、

表現も内容もわかりやすく初心者むけ!

大人が読めばもっと早く出会いたかったーー!って言うに違いありません。

ということで。私一個人の意見としては、主人公たちと同じ年齢、

中学生あたりで読んだらもっと感動するに違いない!と思います。

私が母親だったら小学校高学年でもそそのかして読んでほしいですね! 

 

さて、実用書としただけでなく青春小説の面もあるこの作品。

青春小説としては、とても好みでした。

中学生の男子と女子の、適度な距離感。

1つの目標に向かって協力する様子や

福島さんの家族に対するモヤモヤ。

まぁ、福島さんのモヤモヤは一般的ではないかもしれないけど。

家族に対して中学生がモヤモヤするのは多かれ少なかれあることですよね。

小説としての起承転結がしっかりしていて、学びがなくても面白い作品でした!

 

ということで、

本日はここまで〜。

昨日もう一冊読み終わったので、

はやくそっちも書かないと!

明日もお仕事頑張ってから書きましょう。おやすみなさい〜