本を読むとすぐに感化される人の読書記録

読んだ本の記録がなんとなく誰かの目に触れてほしい気がする。

ラッシュライフ

まりあの伊坂祭り、順番が前後しましたが四作目のラッシュライフの記事です!

もう読んでから一週間くらいあいてしまいました。。。読んだらすぐ書かないとダメですね!

 

それではラッシュライフについて書いていきましょう!

*あらすじ*

スマートな泥棒と、不倫中の精神科医と、リストラされた中年男と、父親が自殺した青年、恩人を裏切った画家。

見ず知らずの彼らが知らないうちに関わり、そして物語は進んでいく。

運んでいたはずの死体がいなくなる?

バラバラの死体が動き出す?

死んだはずの彼がテレビに映っている?

華麗に、軽率に、彼らの人生は激しく動き出し、突き進んでいく。。。

 

 

あらすじというか、キャッチコピーみたいになってしまいましたね笑

このお話は、最初にも書いた通り、泥棒や精神科医、中年男、青年、画家がそれぞれ変わるがわる語り手をつとめ、

それぞれの話が意外なところで接点を持ちながら進んでいくタイプのお話です。

一人一人の向かう先は全く違っていてそれぞれの話の展開が全く掴めないのに、

いつのまにか糸がするすると解けて一本になっていく感覚。

結末もスッキリと納得できて、私としてはまさに伊坂幸太郎!!って感じでした。

 

また、前作オーデュボンの祈りを思わせるようなエピソードが出てきたり、

今回出てきたキャラクターが今後もちょいちょいと活躍したりと、読めば読むほど嬉しくなっちゃう特典付き。

それが伊坂作品でございますね!

 

それでは今回も気になったところとか感想とか、なんでもかんでも書いていきます。

悩んでいる青山を、京子は楽しんでいた。身体は頑丈でありながら、子供染みて、臆病で、無知な人間が、京子には可愛らしかった。筋肉を備えた無知をなじり、自分の思うがままに従わせることが最高の快楽だった。

 

これは登場人物の一人、精神科医の女性が、不倫相手の男、青山に対して考えていることですね。

これから青山と一緒に、青山の奥さんを殺して結婚しよう、というところなんですが、、、、

り、理解ができぬ笑

今回はこの女性が、よく伊坂作品に出てくるサイコパス的な扱いの人なのかな?

少なくとも私が考えてた不倫相手、少なくとも結婚しようとしている人への評価とはかけ離れてますね笑

この男もこの女性のどこが良いんだ、、、?と思いながら読んでいました笑

 

俺はさっき泥棒のプロフェッショナルだといったよな。でもな、人生については誰もがアマチュアなんだよ、誰だって初参加なんだ。人生にプロフェッショナルがいるわけがない。まあ、時には自分が人生のプロであるかのような知った顔をしたやつもいるがね、とにかく実際は全員がアマチュアで、新人だ。はじめて試合にでた新人が、失敗して落ち込むなよ。

 

こちらはスマートな泥棒、黒澤の言葉。人生何回目かのようなお言葉ですね。。。

人生に失敗した、という友人にかける言葉としては本当にベストというか、なんだか救われるような気持ちになります。

そもそも、人生を失敗する、ということはどんな状態なのでしょうか。

きっと人それぞれなんだと思いますが、私の場合は、毎日ご飯を食べて、寝て、本を読めなくなる状態のことでしょうか?

少なくとも仕事を失う、できなくなることではない気がする。

今の仕事がもしできなくなったら?

それは、今までの人生で頑張ってきたことがなんだか無駄になった気がしてしまいますが、

少なくともゲームオーバーではないかな、と思います。

幸い今の所両親も生きていて仕事をしているし、妹もいるし、その気になればバイトもできそう。

そうすると、死はどうだ?と考えると、これはこれでまぁ仕方なければしょうがないですよね。

事故に遭ったり、病気になったり、寿命が来たり。それで死ぬのは仕方がない。

少なくとも、誰かのウラみを買ったり、通り魔にあったりして殺されるんでなきゃいいかな。

今の所、いつ死んでもいいように、毎日可愛いお洋服着てお化粧して出かけてるし。

あ、、、いつ死んでもいいように、と考えるのであれば毎日部屋は片付けて出掛けた方がいいのかな?笑

 

と、まぁこう考えると大抵のことはまぁいいか、ってなるような感じです。私って楽観的なのかな〜?

皆さんにとっての人生のゲームオーバーはなんでしょうか??

人生に行き詰まったら、考えてみると楽になるかもしれませんね!

 

 

さて、他のところにも付箋を貼ってあるのですが、ネタバレになりそうなところばっかりだったので、

こんなところでやめておきます。

今日の記事もなんのこっちゃ?って感じでしたね笑

 

それでは次の作品でお会いしましょ〜🤗